| 宮間 尚's profileそしてあの場所へBlogLists | Help |
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September 11 エピローグ「…ガイア」
目を開けると、沙羅が微笑んでいた。 「沙羅」 つられて微笑んでしまう。沙羅は視線を横に向けた。つられて横を見ると、灰となり、消えていく自分の体があった。ガイアの魂は、あの身体と共に消えるはずだった。なのに今、自分の身体が消えていくのをみている。 「…なぜ、俺はここに…」 「私が、貴方にキスしたから」 「え?」 沙羅は消えていくガイアの身体から視線をはずした。 「あのままでは、貴方の魂も身体と一緒に消えてしまう所だった。でも私はそれに耐えられないから、自分の転生できるはずの力を貴方に分けたの」 「どうゆう…?」 「私たちはもう、転生は出来ないの。今に魂の形もなくなるわ」 そう言って沙羅はガイアに抱きついた。 「でも私たち、大気になるの。貴方が守ってきた地球の大気になって、ずっと見守っていける。…貴方の大事なものは、私にとっても大事なものよ。貴方の使命を、私にも手伝わさせて」 「沙羅…」 「ダメって言っても、もう無理よ」 そう言って沙羅はガイアを見て笑った。 「私はもう、転生する力を貴方に分けてしまったもの。私は貴方のそばから離れないって決めたの」 「沙羅。俺…私は、地球を守っていけるのなら、どんな事だって嬉しい。でも、君を巻き込みたくは無かった」 そして沙羅を抱きしめる。 「そう思っているのに、沙羅と共に地球を見守る事ができるのは、こんなにも嬉しい。私は、なんて我儘なんだろう…」 魂が大気に溶けていく。 「ありがとう。沙羅」 「…私たち、ずっと一緒よ?一緒に地球を見守りましょう?」 互いの唇が触れる。 そしてそのまま光となり、大気となる。 あなたの為に、愛を捧げましょう。 あなたのために、詩を謳いましょう。 私はあなたを包み、守りましょう。 あなたが私を包み込むように、私もあなたを抱きしめる。 そうして、私たちは未来を見守りましょう。 幾千もの時、幾億もの夢を紡ぎながら。 この街を国を世界を惑星(ほし)を守っていきましょう。 完 TrackbacksThe trackback URL for this entry is: http://nekobakano-mo-so.spaces.live.com/blog/cns!6C87111BA2133EFF!301.trak Weblogs that reference this entry
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